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2011年07月08日

沖縄、日本を代表する詩人「山之口貘」をテーマに講演会開催

沖縄県立図書館では、所蔵する多くの貴重資料(古地図、絵図、古文書など)広く館外に発信する為、
平成23年6月から『貴重資料デジタル書庫』としてネット上での公開をスタートしています。
 
沖縄県立図書館では、沖縄出身の詩人、山之口貘の自筆原稿7500枚が長女の山之口泉さんから寄贈されたことを受け、創立100周年を記念に「山之口貘文庫」を開設し大切に保存しています。資料整理を行った筑紫女学園大学の松下博文教授によると「原稿用紙の特徴や筆記用具の違いなどから詳細な分類が行われた、推敲の執筆過程が分かる」と称された原稿群がデジタル化され、今年7月中に『貴重資料デジタル書庫』に公開されます。

山之口貘は、生涯貧困に苦しみながらもユーモアとペーソス溢れる作品を作り続けた詩人で、今なお多くの人に愛され続けています。デジタルアーカイブ掲載資料には、詩集『鮪に鰯』の草稿や、新たに確認された貘作詞による『彦根市立西中学校校歌』や児童詩編の原稿などがあります。そのひとつ『ひそかな対決』の詩の完成までに189枚の原稿用紙を費やすという詩人貘のこだわりや、推敲を重ねる度に原稿用紙の升目にきちんと丁寧な字で書き直すという貘の人柄をしのばせる一面を見ることができます。この貴重な原稿を“いつでも・どこでも・だれでも” 活用して頂き、詩の推敲の過程を楽しみながら貘の心の軌跡をたどってみましょう。

また、「山之口貘」デジタル公開にあわせて松下博文教授をお招きして「平成23年度沖縄県立図書館貴重資料デジタルアーカイブ普及活用事業の第一回講演会」を開催します。入場料は無料です。
皆様、お誘い合わせの上、お越し下さい。(フライヤーは貘の直筆より複合)


 日時:平成23年8月9日(火曜日)14:00~
 場所:宜野湾マリン支援センター 2階研修室
 講師:松下博文(筑紫女学園大学文学部教授)山之口貘研究者
 演題:貘のゐる風景


今年度は、今後も離島を含む県内各地のテーマで講演会開催など、様々な普及活用を計画する予定です。

沖縄、日本を代表する詩人「山之口貘」をテーマに講演会開催


<本件に関するお問い合わせ>
◆沖縄県立図書館:資料班 広報担当(松尾、宮城、古波蔵)
TEL:098-834-1218 / FAX:098-834-8157 / E-mail:shiryou@library.pref.okinawa.co.jp
◆株式会社国建システム:システム部担当(赤嶺、市川) 那覇市久茂地1-4-15泉崎UFビル3F
TEL:098-988-8392 / FAX:098-988-8492 / E-mail:okilib-wg@ns.kunisys.co.jp[上記事業の受託者]




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Posted by 県立図書館貴重資料デジタルアーカイブ化プロジェクト at 10:01│Comments(0)イベント情報
 
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